1.国書とは

国の代表者から国の代表者に手渡されるもので、国の命運にも関わる最重要文書である。

2.琉球国印について

琉球国印が確認できる公文書としては、琉球が結んだ三条約《琉米条約》《琉仏条約》《琉蘭条約》の正文がある。琉球が保持していた原本は、現在、外務省外交史料館に移管されている。アメリカとフランスに渡った原本は、当該国の保管が確認されているが、オランダ分の原本は存否不明である。

条約原本以外に、フランスの海軍公文書館には、運天交渉時(1846年、道光26年)にセシーユ提督に手交された書簡(国書)が保管され、本史料と同様に琉球国印が確認できる。

〈参考〉

19世紀、琉球王国に関するフランスの海軍・宣教・外交史料 by Yasuko D’Hulst
《内容》
・フランス語と中国語で書かれた琉仏条約の原本(Convention entre la France et les Iles Lieou-Kieou)(1855年11月24日)
・セシーユ提督に宛てた古謝安司(尚廷柱)の第一の書簡(1846年6月20日)〈琉球国印〉
・セシーユ提督に宛てた古謝安司(尚廷柱)の第二の書簡(1846年7月14日)〈琉球国印〉
・フォルカードの日記 (vol. 568) ほか

琉球国米国ノ条約書 外務省外交資料館所蔵

琉仏条約正文/外務省外交史料館保管分:拡大画像 本部流ブログ